白馬岩岳 2月5日滑走レポート。日本海側では警報級の大雪予報が出ている中、白馬村の各スキー場では20~30㎝程度の積雪にとどまり、期待していた程の降雪とはなりませんでした。
ハクババレーで北に位置する小谷村のコルチナスキー場では、新雪60㎝。糸魚川まで40㎞弱、日本海にも近い事が影響したのか白馬村よりは降った様子。
白馬村の各スキー場を見ると、岩岳:20㎝、八方:15㎝、47:30㎝の新雪となり、予想以上に雪が降りませんでした・・・
大雪でゴンドラの運行も遅れるはずと今日はゆっくり岩岳に向かいましたが、積雪が少なかった事もあり、いつも通り8時から運行しており完全に出遅れました。
いつもなら下山コースでホワイトリボンの非圧雪エリアに向かいますが、ゴンドラからコースを見ると、もうパウダーが残っておらず・・・
今日も沢コースが遅れることなくオープンしていたので、沢に進みます。
サウスから壁に降りると、固いデコボコの下地の上に軽めの新雪が20㎝。ターンを切ると板の後ろが底付きするので、滑っていてもそれほど気持ち良さは感じられず。
2本目は今シーズン初となる「日影」エリアへ。
このエリアに行くには、滑っていく事ができない為、途中から板を脱いで歩いてドロップポイントまで進まなければなりません。
その為、ゲレンデにパウダーが残っていない時にしかいかないのですが、今日のコンデションを考えるとどこもあまり楽しめそうにないと判断し、日影エリアに向かいました。
数本のラインはあるものの、まだパウダーが残っています。
吹き溜まりでは30㎝程積もっている場所もあり、沢コースよりは気持ちよくパウダーを楽しむ事ができました。
リフトで上にあがると、ダンガンコースがオープン。途中から入る事ができるソネザワはロープが張られてクローズしていました。(皆さんロープを超えてコースへ入っていますが・・・)
ダンガンエリアも非圧雪で起伏の差が大きい斜面。デコボコの下地に浅い新雪が積もっているとかなり滑りにくく、筋力の疲労が半端ないコースでもあるので、迷いましたがとりあえず1本だけ滑ってみる事に。
クローズしているソネザワへ滑り込む人が多かったこともあり、ダンガンエリアにはまだパウダーが残っていました。
ターンを切ると底付はするものの、吹き溜まりを狙って滑り込むと30㎝程の新雪があり、浮遊感を楽しめました。
左端を攻めすぎると上からは見えにくい部部に雪庇ができており、崩れて崖に落ちてしまう可能性が高いので注意しながらギリギリを狙います。
今日は奇声をあげながら猛スピードでパウダーに突っ込む奴、後ろに人がいても関係なくクルク回ったり飛び跳ねる白人インバウンドグループが結構多め。
そんなインバウンド集団は47か栂池のパークに行けよ
岩岳は初見なのか、コースの起伏などを知らない為か、私が滑ったラインをトレースしてついてくるので、後ろから突っ込まれるのではないかとヒヤヒヤしながら滑っていました。
今シーズンは平日でもインバウンドが多く、ゲレンデもそれなりに混み合っています。
4、5年前であれば平日は人も少なく、午前中あたりまでパウダーを楽しめていましたが、今では10時を過ぎるとほとんど残っていないぐらい、すぐに喰い荒らされてしまいます。
隣には八方や栂池などのビッグマウンテンのスキー場があるのに、なぜこじんまりした岩岳にわざわざ来るのか?
何か雑誌やSNSで岩岳が取り上げられているでしょうか?
疑問に感じつつ、明日のパウダーに期待したいと思います。